2024年05月21日

1年分のスギナ茶づくり

ツクシが終わって、スギナがつんつんと伸び出してからというもの、
庭は一気に緑色に変わってきた。
陽が昇って朝露が光り出すと、スギナは俄然美しくなる。
そのたくさんの葉にびっしり水滴が付いて、宝石を散りばめたみたいに輝く。
かわいいなぁ、スギナ。
でも、スイセンやチューリップの周りをびっしり埋め尽くしそうで、
お花たちはちょっと窮屈そう。
除草というよりは間引きしましょうかね。
しかも、この子たちは間引いた後は私のお茶になってくれるのだ。

手でプチプチ摘めるので、手鎌のように「うっかり苗も刈っちゃった!」ってことがない。
大きめに育った子を選んで、プチプチ、プチプチ。
大きなザル一杯分摘んだら、ザブザブと水洗いを2回して、乾かす。
ああ、乾かしている間の、青い匂い。好きだなぁ。
天日干しすると、お陽さんと風のおかげで、半日でカサカサに乾く。
あとはキッチンバサミで適当な長さにサクサク切って、ストーブの上で煎っていく。
水分が無くなってきたら、時々手でザクッと握って
お茶に適度な大きさに砕くのだが、この時の香りも、ちくちく軽く刺さる感じも心地よい。
うん、香ばしい、おいしそうな香り。
あとは新聞紙に広げて、冷めたら瓶に詰めるだけ。
1回でインスタントコーヒー瓶いっぱいにスギナ茶ができあがった。

まだ伸びていないスギナも、次から次から どんどん伸びてくるはず。
スイセンやチューリップの花が終わる夏前に、庭の草たちを一気に刈ろうと思っているが、
それまでは伸びた分から間引きしながら、都度スギナ茶を作っていくつもりだ。
個人差はあろうが、リウマチなどの関節痛にいいらしい、と聞いた。
お茶として楽しめて、副産物として漢方薬の効果があるなら、嬉しいじゃないか。
去年も作って飲んでいたが、今回作るにあたって改めて調べてみたら、
1回に大さじ2杯くらいの量を淹れるらしかった。
「私の関節炎にはあんまり効かないなぁ」と思っていたが、
そもそもその半分量しか淹れていなかったんだ、と気が付く。
今年は1年分、たっぷり作ろう。
ストーブも起き抜けの時間しか焚かなくなってきたし、
今がスギナ茶づくりの適期だなぁ。
お茶になると思うと、「厄介者の雑草」スギナも、ありがたく摘めるね。
posted by BERA at 07:02| Comment(0) | 保存食・手づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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