2024年09月25日

ふたつ山越えて

なんともう35年も前のこと、
岩見沢の職場で苦楽を共にした盟友のひとりが、厚田に訪ねてきてくれた。
岩見沢からだと北村経由か峰延経由で月形に出てから
道道月形厚田線に入り、ふたつ山越えて、はるばると。
それでも、混雑しない道なので1時間程度で来れるらしい。

「子猫が子猫のうちに見ておきたい」とのことだったが、
もしかして、こんなに成長して子猫とは言えないかもしれない。
子猫たちがやって来た時には、やっと500g位の体重で、掌の中にすっぽり入ったが、
今や体重は3倍の1.5kg、体長30cmもあろうかという成長ぶり。
ふだんから子猫2匹と初老&高齢者の二人とでの暮らしのため、人見知りは激しく、
知らない人の声を聞くと、ごはん中だったにもかかわらず
すごい勢いで2階に駆け上がって隠れてしまった。


たいした食材は無かったのだが、とにかく厚田メシでお昼ごはんにし、
もう畑終いが近づいている畑で、
ささやかな収穫体験による少量の野菜を手土産にしてもらった。

お持たせに手をつけて懐かしい岩見沢名物・天狗まんじゅうを頬張る。
ああ、ほんのり甘い皮に生姜の効いた和風の餡がたまらない、肉まん。大好き。
シンプルなあんこのまんじゅうも、しみじみ美味しい。
ちょっと塩気を感じるあんこが何ともいえない、あとを引く美味さ。
岩見沢もおいしいものがいっぱいある街だったよなぁ。
あの時、30代になったばかりの私以外はみんな20代だったのに、
今や半数以上が還暦を迎えているとは、月日の流れるのは早いもんだ・・・。
そして、2階に隠れていた子猫たちを連れてきて、
なんとか顔を見てもらうことはできた。
まぁ、すぐ2階に逃げて行っちゃったんだけどね。

岩見沢の面々の近況を聞き、こちらの生活を報告した後で、
今回も飛ぶ鳥農場さんに連れて行った。
私達が本気で厚田に移住したいと願うきっかけになった、飛ぶ鳥農場さん。
大好きな人に、大好きな人と出会ってほしくて
ついつい連れて行ってしまう。
そして、この格別な卵を味わってほしくなる。
今日は子供たちは居なかったけれど、ヤギやガチョウや猫たちが迎えてくれた。
人懐っこい飛ぶ鳥農場の猫たち。
うちの子猫たちもこんな風に、来てくれた人たちに撫でてもらえるようになりたいなぁ。
そして、成猫を見てみると、うちの子猫たちはやっぱりまだ小さかった。
よかった。子猫のうちにお披露目できて。


楽しく、嬉しく、ありがたい、数年ぶりの再会だった。
残念だったのは・・・来訪の2日前からトイレの換気扇が壊れてしまって、
公衆トイレ臭におうちが満たされていたことだ・・・。
せめて「そんなに臭くないね」と言って貰えるトイレでお迎えしたかった・・・。
posted by BERA at 18:45| Comment(0) | 厚田民生活 二巡目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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