植物に触れられる喜び、作業の楽しさだけでなく、
なんやかやと話ができることが やっぱり楽しい。
いつも一緒に作業をするスーパー農業女子さんとのお話は楽しくて、
移住してからの戸惑いや不安もずいぶん聞いていただいたし、
時折増員される他のお手伝い要員さんとのお話も、色々な立場でのお話が聞けて楽しい。
昨季の「ひまわり収穫隊」の二人が居てくれる時は特に嬉しい。
先日、そのうちの一人が望来から来てくれた時、
職場の人に「あなたは『ていねいな暮らし』をしているわね」と言われた、
という話で盛り上がった。
「毎回きちんとお料理をして、保存食を作って、花を飾って、刺繍をして、本を読んで」と言われたそうだが、
「そりゃあ、田舎にいれば誰でもそうだよ」とスーパー農業女子と大笑いしている。
「気軽に出来合いの物が買える訳でなし、花も魚もいただくからしなきゃなんないし」
「こないだなんか夜に『ニシン貰って~』って来たから、夜8時から
袋一杯のニシンを捌いて保存処理しとかなきゃなんないしね~」
「あるある~」
「望来なんかいっつも吹雪いてるから家の中で本読むか手仕事するしかないっしょ~」
ガハハハハ、と大笑い。
そうなんだよね。
都会だと製品になった状態のものが当たり前にあるから、
敢えて意識的に選択しないと「自分で手をかけて作る」ことは、しなくてもいいんだよね。
札幌に住んでいた頃は、家庭菜園に夢中になって、山菜やきのこの採取に目覚め、
それなりに採取・栽培・保存食作りを楽しんでいたが、
やっぱり趣味の範囲内だったよなぁ。
田舎暮らしになると、それが「趣味」から「暮らし」になるんだ。
僕らが地元素材で作る餅や蕎麦打ちに喜んでいるのも、
地元の人達にとっては当たり前にやっている事で、
「そんなに嬉しいかねぇ」くらいの反応なのも頷ける。
なんせ もち米も蕎麦粉も、0から口に入るまでを全部作っている人達なのだから。
厚田の人達が当たり前にしていることが、
都会の意識が高い人にとって『ていねいな暮らし』に見えるんだろうなぁ。
そして、
自分はまだまだ、そのはざまの立ち位置だ。
もっともっと、色んな事を当たり前の暮らしとして、習得していきたいなぁ。
今日のチューリップ。黄色系にしてみた。

赤と黄色のツートーンが「ダウジョーンズ」
黄色い大きなのが「ゆみこ」(居間に移動したらパッカリ開いちゃった)
小さめでぷっくり三角の黄色が「アンタレス」
白に赤い筋が入ったのが「ハッピージェネレーション」
八重の黄色とオレンジ混じりが「チャーミングビューティ」
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チューリップ、ゆみこがあるなら、なおみもあって欲しい気持ちになったよ
ゆみこは当別でブランド化しているようで、
本当は球根そのものには別の品種名があるようです。
他にも女性の名前のついた品種があったように記憶していますが、
残念ながら私に身近な名前はなかったなぁ。