でも、お山の斜面は明らかに変わってきている。
晩冬には木の根元の雪がぽこっと凹んでいるだけだったのに、土が露出し始めた。
崖の部分も土が露出し、雪で倒れ込んでいた笹が顔を出している。

そういえば、前回の日記以来、雪ではなく雨しか降っていない。
気が付けばおうちの窓の高さまで積もっていた雪も半分まで嵩が減っているし、
駐車場横に背丈までそびえていた雪も腰の高さまでになっている。
雨とお陽さんに、確実に雪は融かされているのだ。
おうち周りにも所々地面が露出している場所が出てきた。
猫たちは雨の日だって外に出たがる。
帰ってくるとお腹に泥をつけてくるし、背中は濡れている。
晴れたら晴れたで、日なたのアスファルト上でローリングして、
背中に土埃を擦り付け、触るとじゃりじゃりした汚れにまみれてくる。
帰ってきたタイミングで拭いてあげるようにしてはいるが、
ここんところ、猫の出入りのために玄関を細く開けっ放しにしているので、
ダダダッと泥足のまま走り込んできては玄関や廊下に黒い足跡をつけている。
雪の上を歩いて帰ってきた時には濡れた足跡だけだったのに、
こんなことでも冬が終わったんだなぁと感じる。
チューリップのお手伝いも頻度も時間も減って、
今週末が最後のお手伝いになりそうだ。
「ウチで融雪剤を撒くと、必ず翌日に雪が降る、って毎年皆に笑われる」と
農家さんは苦笑いしていたが、今回はその後雪らしい雪は降っていない。
だから目の前に広がる雪原も真っ白ではなく
融雪剤が撒かれてうっすら黒ずんでいる。
これ、これ。去年も冬が終わったのを実感したのはこの風景だったよな。
そして、朝 目覚めた時の真っ白な風景も、
降雪ではなく濃霧の仕業になるのが、冬の終わったしるしだったなぁ。
僕たち、無事二度目の冬を越したんだね。
ありがとう。
今日の祭壇のチューリップはピンク系。

白い八重咲きの新顔は、マウントタコマ(マウントレーニアの別名?)
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ありがとう、そして
おめでとう、新天地で新たな体験の始まりですね^_^